<KEKグループ>


・ Schedule

10月〜11月上旬    :実験の立案
11月中旬〜12月上旬 :予備実験(H.V.の決定、efficiencyの測定、TDCのcalibration)
12月中旬         :KEKにて装置のsetup、K2K実験の手伝い
12月22日〜25日    :本実験
1月〜2月         :データ解析
3月            :report作成、発表会

・実験内容

 K2K長基線ニュートリノ振動実験では、高エネルギー加速器研究機構(KEK)の12 GeV陽子シンクロトロンを用いて、人工的にミューオンニュートリノビームを発生させ、約 250 km離れたスーパーカミオカンデで観測し、ニュートリノ振動の検証を行っています。

 今回我々の実験グループは、K2K実験のミューオンモニター室を使わせて頂き、ビームのプロファイルの測定およびミューオンの寿命の測定を行いました。

 実験の具体的な内容としては、ミューオンモニター室の下流側の壁をターゲットとして用い、壁に止まったミューオンの崩壊

によって生ずるポジトロンを、横一列に並べたCerenkov counterによって観測しました。これにより得られた結果をMonte Carloシミュレーションの結果と比較することにより、ミューオンビームのプロファイルを求めました。

 また、Multi-Hit TDCを用いてeventの時間分布を測定することにより、ミューオンの崩壊を観測していたことを確かめ、exponentialでfittingすることにより、ミューオンの寿命を求めました。

 詳しい実験方法および実験結果は以下のreportをご覧ください。

2002年度P1 KEKグループ 実験report (PDF:1.6MB)

 

ミューオンピットの外観

ミューオンピット内

lucite counter

ミューオンモニター室内のlucite counterの配置

 

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