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G-Link
ここでは G-Link という通信規格を扱います。 G-Link は光通信の規格で、NIM のような電気信号に比べて高速でデータを送受信可能です。 ただ、ここで扱いたいのは G-Link とはなんたるぞや、という話ではなくて、何らかの素子を扱うにはどうしたらよいかということです。
データシート
G-Link に限った話ではないですが、データシートを参照します。 データシートというのは素子ごとにメーカーが用意する「取扱説明書」であり、ユーザーからしたら「教科書」みたいなものでもあります。 その素子がどんな役割を持っているのか、またそれぞれのピンにはどんな信号をつなげばいいのか、といったことが全てこのデータシートの中に書いてあります。 なので、初めての素子を使う時にはこのデータシートを熟読しないといけません。
データシートはにはメーカーが提供する全ての情報が書いてあります。
なので、これを熟読しておけばその素子のプロになれます。
教員から「こんなこと出来るんじゃない?」とか言われても、データシートでダメと書いてあればダメです。
では、実際に G-Link に使われる石のデータシートを少し見てみましょう。 G-Link の Transmitter/Receiver チップは HDMP-1032A/1034A という型番の Agilent(Hewlett-Packard) の素子です。( A がついていない 1032/1034 というチップは一世代古いチップのはずです ) そのチップのデータシートは データシート にあります。 ここにこのチップの各ピンの説明、どんな電源を与えればいいのか、データレートはどこまで耐えられるのかなどなど色んな情報が書いてあります。 まずはざっと見てみてください。
G-Link Tx
実際に Transmitter 側のチップである HDMP-1032A を使って G-Link を送信する PT6 ファームウェアを見てみましょう。