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kyotoatlas
npm [2015/10/04 05:59]
kyotoatlas
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 ATLAS Run-1 において、muon system の広範囲に大量のhit が残るイベントがみられた。これらのhitは 実際の粒子ではなく、電気的ノイズが原因とみられるが、詳しい原因は未だ明らかになっていない。このようなevent をburst と呼ぶ。 ATLAS Run-1 において、muon system の広範囲に大量のhit が残るイベントがみられた。これらのhitは 実際の粒子ではなく、電気的ノイズが原因とみられるが、詳しい原因は未だ明らかになっていない。このようなevent をburst と呼ぶ。
   * Burst Stopper Module   * Burst Stopper Module
-Burst は連続で起こることがあり、その場合 数bunch に渡りトリガーを発行することになり 読み出しバッファの overflow を引き起こす。すると、ATLAS 全体のデータ取得を止めてしまう。これを防ぐための module が Burst Stopper Module である。+Burst は連続で起こることがあり、その場合 数bunch に渡りトリガーを発行することになり 読み出しバッファの overflow を引き起こす。すると、ATLAS 全体のデータ取得を長時間止めてしまう。これを防ぐための module が Burst Stopper Module である。
  
   * Burst Stopper Module の全体像   * Burst Stopper Module の全体像
-上で述べたように、Burst Stopper Module の目的は「多数のチャンネルに同時に信号がきたとき、一旦データ取得をやめて読み出しバッファの overflow を防ぐ」ことである。つまり、Burst Stopper Module は各チャンネルに hit があったかどうかの情報を受け取り、それをあるロジックにしたがって処理して データ取得をやめる(VETO 信号を出す)かどうかの判断をする。また、説明中に現れる "VME" の役割は、このロジックの内容に関わる変数を外部から書き込むことと、module 内で取った情報(例えば、何回VETO を出したか、等)を読み出すことである。これを頭に入れて読み進めると何をしようとしているかを見失わないで済むだろう。+上で述べたように、Burst Stopper Module の目的は「多数のチャンネルに同時に信号がきたとき、データ取得を(少しの間だけ)やめて読み出しバッファの overflow を防ぐ」ことである。つまり、Burst Stopper Module は各チャンネルに hit があったかどうかの情報を受け取り、それをあるロジックにしたがって処理して データ取得をやめる(VETO 信号を出す)かどうかの判断をする。また、説明中に現れる "VME" の役割は、このロジックの内容に関わる変数を外部から書き込むことと、module 内で取った情報(例えば、何回VETO を出したか、等)を読み出すことである。これを頭に入れて読み進めると何をしようとしているかを見失わないで済むだろう。
  
   * Firmware   * Firmware
npm.txt · 最終更新: 2019/02/15 09:07 (外部編集)
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