スーパーカミオカンデ再建 京都大学学生ボランティア 募集
京都大学大学院理学研究科 物理学第二教室
中家 剛 (理学部5号館309号室、nakaya@scphys.kyoto-u.ac.jp、電話:075-753-3870)
本年度、京都大学ニュートリノグループが遂行しているスーパーカミオカンデ実験では、検出器の完全復旧作業を実施します。この作業に関し、学部学生の人にニュートリノ物理学の最先端検出器に触れる機会を設けるために、京都大学学生の方を対象にボランティアを募ります。興味ある学生の方は以下の説明を読んで、物理学第二教室 中家(nakaya@scphys.kyoto-u.ac.jp)まで連絡下さい。まだ参加するかどうか決めていない人も興味ある人は歓迎なので連絡を待っています。
スーパーカミオカンデは2001年の事故以降、約5200本の光センサーを用いて運転しています。2005年度には、事故で失った約6000本の光センサーを元通りに戻して装置を完全に再建し、今後も世界最先端のニュートリノ研究、ニュートリノの使った宇宙の研究等を推進して行きたいと考えています。この復旧作業に際して有志の学部学生にも作業に参加してもらい、先端科学の実験装置に触れてもらいたいと思います。

再建作業全体の流れ
スーパーカミオカンデタンク内部での作業は2005年10月より行われます。それに先立ち7月から9月まで取り付ける光センサーの準備(光センサーのチェック、保護カバーの取り付け)を行います。2005年10月から2006年3月末まではタンク内部において光センサーの取り付け、ケーブル接続、適宜光センサーの準備を行います。
学生ボランティアによる作業内容
学生ボランティアによる作業の内容
は、(1)光センサーの準備(光センサーのチェック、保護カバー取り付け)の補助,
(2)タンク内部でのケーブル接続作業の補助、等と考えています。
作業期間
復旧作業は2005年7月から2006年3月末まで行われます。ボランティアによる作業は、その期間中で各人当たり最低1週間、最長2週間の連続作業(ただし、日曜日は休み)を目安とします。作業時間は8時から17時まで(多少の変更の可能性あり)です。
経費、滞在
神岡への交通費は支給されます。宿泊施設は研究施設の宿舎か近隣のアパートを使用することになります。食費として1日当たり1420円が支給されます(神岡の宿舎ではこの額で朝昼夕食が食べられます)。
申し込みに際しての条件,注意事項
1)作業に参加するためには課外活動にも適用できる学生保険に入っている必要があります。
2)作業に参加するためには担当教官(中家 剛)の承認が必要です。申込書の最後の欄に記入してもらってください。
3)参加希望者多数の場合(特に休暇期間中)は希望に沿えない場合もあります。
申し込み方法
以下の様式に必要事項を記入して担当教官(中家 剛)まで提出してください。
申し込み期限
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第1次締め切り: 2005年5月30日 (2005年7月〜2006年3月)
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第2次締め切り: 2005年7月30日 (2005年8月〜2006年3月)
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第3次締め切り: 2005年9月30日 (2005年10月〜2006年3月)