以前のリビジョンの文書です
====== 図の挿入 ====== ---- <code latex> \usepackage[dvipdfmx,hiresbb]{graphicx} </code> のようにgraphicx.styパッケージを使う。 あとは図を入れたいところで、 <code latex> \includegraphics[width=10cm]{image.jpg} </code> のようにすればよい。 <note> jpg,pngなどを使う時には、 <code latex> \usepackage[dvipdfmx]{color} </code> も必要。dvipdfmx のオプションを忘れずに。 </note> <note tip> dvipdfm と dvipdfmx の違い http://qiita.com/zr_tex8r/items/5413a29d5276acac3771 参照。\\ 簡単には\\ dvipdfm : ebb を起動 して .bb ファイルを作成\\ dvipdfmx : extractbb を起動 して .xbb ファイルを作成\\ という違いがあるらしい。 基本的にはdvipdfmxの方が上位互換なのでこちらを使うべし。 </note> ---- ===== Boundary Box ===== TeXではEPS形式以外の画像(.jpg, .png, .pdf, etc...)を読み込む時には 画像のサイズの指定をしてやる必要がある。 それをBoundary Boxという。 指定の方法は、 * bbオプションで指定する * 各画像ファイルから.bb or .xbb ファイルを作成しておいてそれを読み込む というパターンがある。(bbオプションを使わず、かつ.xbbファイルなどを残さずにやる方法もあるようだが。。。) ==== bbオプションで指定 ==== <code latex> \includegraphics[bb=0 0 480 360,width=10cm]{image.jpg} </code> のようにBoundary Box を指定する。 ただし、数値の単位はポイント(bp) ≠ ピクセル。\\ 1 bp = 1/72 in ≒ 0.3528 mm である。\\ ポイント指定の場合、実サイズでの指定を意味するので、正しい画像のサイズを得ようと思うと 解像度からの換算が必要で面倒。 そこで、.xbbファイルを作ってしまうのがオススメ。 ==== .bbファイル または .xbbファイルを作成する方法 ==== タイプセット前にterminalで ebb image.pdf または extractbb image.pdf のようにしてあらかじめ.xbbファイル生成コマンドを実行しておく。\\ これであとは <code latex> \includegraphics[width=10cm]{image.pdf} </code> のようにしておけば勝手に.xbbファイルを読み込んでくれる。 ==== extractbb が自動実行されるように設定 ==== デフォルトだとタイプセット前にterminalで extractbb image.pdf のようにしてあらかじめ.xbbファイル生成コマンドを実行しなくてはならない。\\ これをタイプセット時に自動で生成してくれるようにしておきたい。 方法は、 /usr/local/texlive/texmf-local/web2c/texmf.cnf に shell_escape_commands = \ bibtex,bibtex8,bibtexu,upbibtex,biber,\ kpsewhich,\ makeindex,mendex,texindy,xindy,\ mpost,upmpost,\ repstopdf,epspdf,extractbb を追加。(なければ新規で作成する。sudo必要。)\\ さらに、 sudo mktexlsr としてls−Rを更新。\\ これでタイプセット時に自動的に.xbbファイルが作成されるようになったはず。 ==== BoundingBox(デフォルト)と HiResBoundingBox ====