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ja:root:wantto9

treeからグラフを作る


TTree::GetSelectedRows()とかTTree::GetV1()とかの存在を初めて知ったのでメモ。
Rootのclass referenceの”How to obtain more info from TTree::Draw”のところに色々書いてある。

  tree->Draw("X:Y",Cut);//一旦Drawしておく (普段の二次元ヒストグラムを描く時とは順番が違うのに注意)
  const Int_t N = tree->GetSelectedRows();//Drawでselectionを通ったイベントの数を取ってくる
  TGraph *graph = new TGraph(N, tree->GetV1(), tree->GetV2());

TTree::GetV1() ~ TTree::GetV4() は、TTree::Draw(“V1:V2:V3:V4”,…) のV1,…,V4の Double_t 配列の先頭ポインタを返す。

あとでNを使って配列を作ろうとして、でも 
  const Int_t N = ... 
としたんで怒られるので
  static const Int_t N = ... 
としたら、 Error: No memory for static N\0\0  なんてエラーが出てきた。

結局、const Int_t N = ... のままにして、配列を宣言するところで、
  Double_t *X = new Double[N];
のように動的に確保することによって解決。
※最後にdeleteを忘れないように。

N of Selected raw > 1000000 となるときは

tree->SetEstimate(tree->GetEntries()+1);

または

tree->SetEstimate(−1);

を呼んでおけとある。

TTree::GetV1()などを変数で受けたい場合には

  Double_t *Val1 = tree->GetV1();

みたいにしておけばよいが、Val1は再びDrawが呼ばれたときに書き換わってしまう可能性があるため、注意が必要。 ポインタではなく値を渡すようにしていれば当然大丈夫。


パッとグラフっぽく見せたいだけなら、2次元ヒストグラムを描くノリでtreeのDrawオプションで“P”とか”PL”とかにすればいい。
Drawの第一変数で“Y:X”のように2変数を指定すると、 ”htemp”という名前のTH2Fと、 ”Graph”という名前のTGraphが生成されるようだ。 これを取ってくるには以下のようにすれば良い。

TGraph *graph = (TGraph*)gPad->GetPrimitive("Graph");

この辺りについて詳しくは、Drawした後に、

  TList *list = gPad->GetListOfPrimitives();
  list->Dump();

とかすれば見れる。

ちなみに、tree→Draw(“Y:X»hist”)みたいにしても、name=hist になるのはTH2Fの方のみで、TGraphの方はname=Graphのまま。