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ja:root:ttree [2015/04/01 07:08] kota |
ja:root:ttree [2016/06/20 05:24] kota [読み込むBranchを限定する] |
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ライン 5: | ライン 5: | ||
==== 読み込むBranchを限定する ==== | ==== 読み込むBranchを限定する ==== | ||
- | === 方法1 -SetBranchStatus === | + | === 方法1 --- SetBranchStatus === |
デフォルトではGetEntryすると、SetBranchAddressで指定されていないBranchまでも読みにいく(らしい)。 | デフォルトではGetEntryすると、SetBranchAddressで指定されていないBranchまでも読みにいく(らしい)。 | ||
treeに多数のBranchが入っていて、その一部だけを使う場合、これは非常に無駄になる。 | treeに多数のBranchが入っていて、その一部だけを使う場合、これは非常に無駄になる。 | ||
ライン 37: | ライン 37: | ||
- | === 方法2 -TBranch::GetEntry=== | + | === 方法2 --- TBranch::GetEntry=== |
+ | TBranch のGetEntryを用いることで、Branch毎に読み込むことができる。\\ | ||
+ | ただし、TChainを用いている時、気をつけなければならないことが1つ。\\ | ||
+ | TBranch::GetEntryは、引数として”当該イベントが含まれているTree内でのEntry Number”を取らなくてはならない。\\ | ||
+ | 具体的には次のようにする。 | ||
+ | <code c> | ||
+ | TChain *chain = ...; | ||
+ | Long64_t localEntry = chain->LoadTree(entry); | ||
+ | branch->GetEntry(localEntry); | ||
+ | </code> | ||
+ | |||
+ | Long64_t TChain::LoadTree(Long64_t entry)は | ||
+ | TChainで結びつけられたTreeの全エントリにつけられた通し番号(entry)を引数にとり、 | ||
+ | そのentryが含まれるTreeをCurrent Treeとし、 | ||
+ | Current Tree内でのEntry Numberを返り値とする関数。\\ | ||
+ | Errorがあると-1~-4の値を返すので、 if( localEntry < 0 ) でError判定ができる。 | ||
+ | |||
+ | ==== 元treeから条件を満たすイベントの、必要なbranchだけを抽出したtreeを作る ==== | ||