旅ログ@2004.03.19-20 出発(3/19 17:00頃) 予定通り京都を出発。今回の旅の目的は紀伊半島一周、だった。 京都〜(国道367)〜途中 最初に、いつも行ってるガソリンスタンドで給油(満タン)。 特に混雑も無く北東から京都を脱出。運転は僕。 琵琶湖大橋から鈴鹿山脈越えで三重県を目指す予定。 が、どういう風の吹き回しか、目的地を山陰に変更。 あまりこの辺りの経緯を覚えていないが、とりあえず鳥取砂丘を目指す事に。 実にいい加減。 途中〜(国道367)〜朽木〜(国道367→303→27)〜小浜 相変わらず快適な“第二京都縦貫”こと国道367を快走。一路日本海を目指す。 小浜のマクドで夕食をとり、近くのスーパーマーケットで兵糧を購入。 兵糧はいつものガムとおやつ少々、飲み物、プラス鯛天。 鯛天の匂いが車内に満ちる。 小浜〜(国道27)〜舞鶴〜(国道176)〜天橋立 スーパーから村山君に運転交代。 舞鶴で軍港を覗き込むが、小さなパトロール艦しかいなくてがっかり。 そのまま通過して天橋立を目指す。 天橋立 天橋立に着いたのは夜。 車を駅に止め、天橋立を見に行く…が。 夜の天橋立はかなり恐い。 明かりは自動販売機とトイレのみで、ちょっとした探検気分。 トイレからは怪しげな音が聞こえてくるし…。 それでも波打ち際まで行って海水を触り、デジカメで写真も撮る。 でも暗すぎて写真は全滅。 昼間は気持ちいい景色なんだけど。 天橋立〜(国道178)〜経が岬 ここで選択:丹後半島をショートカット(国道312) or 丹後半島一周(国道178)。 後者を選択し、経が岬へ。 僕の運転で気持ちいいアップダウン&カーブを走る。 途中、サーファーみたいな軽ワンボックスを抜かして岬の駐車場に到着。 経が岬 駐車場から灯台までは遊歩道を歩かなければならない。 周囲は真っ暗。時折灯台の光が横切るのみ。 遊歩道の入り口さえ分からない暗さ。 手持ちの明かりは携帯電話に付いているライトだけ… ということで、残念ながら灯台は断念。前の旅といい、灯台には嫌われてるかも。 僕らの帰りと入れ違いにサーファーみたいな軽ワンボックス到着。 彼はいったい何のために来たんだろう?(人の事は言えないが…) 教訓:懐中電灯は必須。 経が岬〜(国道178)〜久美浜〜(府道49→県道11→9)〜城崎 経が岬からは日本海沿いに鳥取を目指す。 久美浜で選択:内陸コース(国道178) or 海岸コース(府道49→県道11) 国道178で内陸を抜けることもできたが、ここは海にこだわる。 府道122は“兵庫県側には抜けられません”のでご注意を。 星がきれいな小さな峠で一服。ついでに村山君に運転交代。 温泉街の城崎へ 城崎にて[20日 1:00] 二人とも著者は思い出せず。まあ、我々は理系だし…。 城崎に着いたのは深夜だったが、街を浴衣姿の人が歩いていた。さすが温泉街。 駅前の交番にまで温泉っぽい暖簾。さすが温泉街。 我々も駅前の温泉で手だけ入浴。ちょっと熱いが気持ちよい。 にしても、休湯日って何? 城崎〜(県道11→国道178)〜鳥取 海沿いの道をさらに進んで鳥取へ。 香住町あたりからは僕が運転する。 鳥取砂丘についたのは午前3時頃。 無料駐車場で夜が明けるまで一休みする。 鳥取砂丘 夜が明けたので砂丘を見に行く。 いつ見ても異常な量の砂。遠近感が狂う。 大きな砂の丘でボール遊びをする兄ちゃん達がいたが、 丘の途中に止まったボールを取りに行く動きの遅い事遅い事。 我々もその丘に登る。その登る速度も遅い事遅い事。 村山君が頼まれて兄ちゃん達の写真を撮ってあげてた。 戻ってくると靴の中は砂だらけ。でも村山君は平気だったらしい。 鳥取[10:00頃]〜(国道9)〜米子[11:30頃] 砂丘の後、鳥取駅前のミスドで朝食。 甘いものは飯にならないと思ったが、肉まんは旨し。 市街地でスターレットもお腹いっぱいにして米子へ。 途中、白兎海岸で路肩に止めてひと休み。 どうやら因幡の白兎の海岸らしい。 サメの頭を飛んで渡った、とまでは覚えているが、どうしてサメなのかは忘れた。 米子郊外で昼食。 苦労して発見したファミレスでハンバーグを食べる。 米子〜(国道181→県道)〜大根島〜松江 米子のファミレスから村山君の運転。 中海の真ん中に浮かぶ大根島(だいこんじま)を経由して松江に向かう。 途中、米子空港近くで空自の基地を発見。古い戦闘機が飾ってあるのを外から見る。 円形に並んだ巨大アンテナっぽいものは、やっぱり対空レーダー? 細い橋を渡って大根島へ。大きい橋は工事中だった。 大根島からの中海は絶景。 鏡のような湖面に対岸の山並みが映えて美しい。 しばし車を止めて休憩。村山君にも景色を楽しんでもらうため運転交代。 地図では大根島から松江側に渡るのは橋のように見えたが、実際は細い陸地だった。 埋め立てたのだろうか?だとしたらかなり強引、というか環境破壊? 松江 松江には昼過ぎに到着。 松江城を外から眺める。黒い塀がなかなかカッコイイお城。 宍道湖を見ようと西に向かうが、一方通行の嵐の前に迷う。さすが城下町。 何とか抜けて宍道湖沿いの国道9号を少し走る。 そろそろ帰ろうとコンビニに入ったとき、気付いてしまった。 靴が無い…。 松江〜(国道9)〜靴〜(国道9)〜米子 コンビニにスリッパは無く、食料だけ村山君に買ってきてもらう。 国道9号で米子に向けて退却開始。 DIYの店に入って村山君に探してもらう。 おつかいタイム。 一回目、室内用スリッパ(@150円)。ややはずれ。 二回目、作業用靴(@2000円)。あたり。 わがまま言ってすいません。 米子〜(国道181→313)〜蒜山高原〜(国道313→482)〜倉吉の南 帰りは中国山地に挑む。米子でガソリン満タンにして準備万端。前回の轍は踏まぬ。 まずは小手調べに蒜山高原へ。 蒜山高原手前の展望台で小休止。谷に掛かる橋はなかなかの景色。 ここで村山君に運転交代。 蒜山高原に抜ける峠はトンネルの工事中だった。 車を止めて見に行くあたり、我々の趣味が出ている。 でっかい扇風機を付けようとしてたので完成が近いかも。 蒜山高原は高原らしい気持ちいいところ。 スターレットをオープンカーもどきにして走る。実に快適。 でも、ソフトクリームは食べそこなった。残念。 倉吉の南〜(国道179→482)〜鳥取の南 この辺り、山ルートには有名な街が無いのでどこそこの南、としか覚えてない。 まず現れた第一の峠、人形峠。 トンネルで楽勝だが、この名前…妙に恐い。 続いて辰巳峠。 僕は眠ってたのでよく分からないが、どうやら一面雪景色だったらしい。 でも、起こされなかったところをみると多分楽勝。 国道53号の手前で僕に運転交代。 鳥取の南〜(国道482→29)〜波賀 国道29号を南下する。途中の道の駅で夕食(19:30頃)。 とんかつ定食だったが、おまけの(?)刺身がおいしかった。 続いて戸倉峠に挑む。 国道29号は鳥取と姫路を結ぶ幹線国道。 それだけに、幅もゆったりあって走りやすい峠。 親子連れの速い車(車種忘れた…)の後をついて快走。 波賀〜(国道429→312)〜生野 ここからが真打登場。 まずは高野峠。 いきなり“冬季(12月〜3月)積雪のため通行止め”におびえながらも果敢に挑む。 狭く、急な傾斜。 道の曲がり具合を露骨に表した標識が全てを物語る。 しかも、道に木の枝やら小石やらが転がって轍の部分以外を踏むと危険。 雪が積もってたら絶対通行不能。だが、雪さえなければ3月でも通過可能。 続いて笠杉峠。 峠のトンネルまでは楽勝も、トンネルの後がややひどい。 ここも狭くて木の枝と小石が邪魔をするが、何とか突破。 生野〜(国道429)〜福知山 銀山で有名な生野から再び山に挑む。こちらは“2t車以上通行困難”。 だが、楽勝な道が延々続く。拍子抜けしていると… “1.6km先、通行困難”の標識…息の長い通行困難ではある。(最初のは“17km先通行困難”) ついに生野峠に差し掛かる。さすがに通行困難のところは通行困難。 やっぱり狭くて木の枝と小石による妨害。峠まではくねくね曲がる。 下りは道が真っ直ぐで急傾斜。ちょっと恐い。 そんな厳しい区間を抜けた頃に霧が襲ってきた。 敵の連携ミスでここも勝利。 続いて榎峠に挑む。 いきなり民家を回り込む謎のルート。もちろん細い。 後は延々続く細くてくねくねを根性で抜ける。 長いだけでは天羽峠、石榑峠を制覇した我がスターレットは止められぬ。 福知山〜(国道9→173→171)〜枚方[21日 00:30] 福知山からは幹線の国道9号。セルフで給油の後、高速の先導車に従って駆ける。 次の目標を暗峠として大阪へ南下することに。 173号で能勢を経由して池田へ抜けるコースを選択する。 173号に入ったところで村山君に交代。 天王峠は楽々クリアして池田へ。 池田からは国道171号で枚方へ。国道170号での南下を目論む。 が、枚方で力尽きる。暗峠はおあずけ。 枚方〜(国道1)〜京都 この区間は当然僕の運転。 単調な運転と眠気と戦い、無事帰還。 まとめ 今回もかなり走った。 鳥取で3時間半休んだのは正解。次の日の元気度が違う。 おかげで今回はいねむり運転は無し。 全体的に観光地へ行っているのも、めずらしい趣向ではある。 反省は…靴。 靴を忘れるとは前代未聞。我ながら呆れ返る。 靴はきっと大根島の道端、中海の湖畔にあると思われる。 入水自殺ではないのでご安心を。それより置いていってすみません。反省しております。 あと、運転の割り振り。 峠が連続した事もあって、疲労が累積してしまった。 枚方で力尽きた理由はこの辺りにあると思われる。 次からは村山君にも峠を担当してもらおう。 まあ、観光地あり、酷道ありと、なかなか楽しい旅だった。 次は紀伊半島一周! or 温見峠にリベンジ! 総走行距離 950km 燃費 不明 戦績 4勝0敗 (○辰巳峠、○高野峠、○生野峠、○榎峠) トンネルで越えた人形峠、戸倉峠、天王峠は除く。