10/11-13の冒険記録 京都〜(国道367)〜途中〜(R367)〜朽木谷[10/11 17:00-] 南は雨という天気予報の下、目的地はとりあえず北とだけ決めて京都を出発。 京都脱出は“もう一つの京都縦貫”こと国道367号線で朽木谷を抜ける事に。 相変わらず国道367号は順調で快適ドライブ。 朽木谷〜(国道303→161)〜敦賀[18:00-19:00] 国道303号との交差点で目的地の選択(山陰or北陸)。なんとなく北陸へ。 敦賀の大型スーパー1階にある“いつもの”マクドで夕食。 さらにピザ2切れ、お菓子、箱入りのガム(捨て紙つき、これは便利)を購入。 これからの長期戦に備える。 敦賀〜(国道8→305)〜東尋坊 敦賀からは海岸沿いに北上。 越前海岸らしい岩の風景のはずだが、日が暮れて全く見えず。 海岸を走る途中で村山君に運転交代。東尋坊へ。 東尋坊では車両進入禁止の道へ車を乗り入れてしまい、見回りの警官に注意される。 注意の後にはどこから来たのか、その日の宿はあるか、と根掘り葉掘りの質問。 さすが、自殺の名所。いやいや、飛び降りませんって。 不覚にもカメラを忘れた… 東尋坊〜(国道305)〜加賀〜(国道8)〜金沢 次の目標を能登半島一周と決定。 再び僕がハンドルを握る。305号は快調に飛ばす。8号は流れに任して走る。 能登半島に挑む前に給油を済ませる。セルフとはいえリッター89円には驚いた。 金沢市街の入り口で能登有料道路へ入る…前にちょっと迷う。 道の入り口の両側に進入禁止の標識(側道用)を立てるのはやめましょう。 金沢〜(能登有料道路)〜柳田IC〜(国道249)〜輪島[-10/12 1:00] 能登有料道路は砂浜を左手に見て走る気持ちいい道。流れも速い。 途中のPAで村山君にバトンタッチ。一路、能登半島北部の町、輪島へ。 輪島に入ったのは深夜。輪島駅で小休憩。 “次は〜、シベリア〜、シベリア〜。” 輪島〜(国道249→県道28)〜禄剛崎〜(県道28)〜珠洲 輪島からは僕の運転で能登半島の先端、禄剛崎(ろくごうざき)へ。 海岸の適度なワインディングを気持ちよく駆け抜ける。 で、気持ちよく走りすぎて禄剛崎をオーバーラン。 灯台を見逃してしまい、ややヘコむ。 残念ではあったが、引き返す気力が無かったのでそのまま進む。 珠洲〜(珠洲道路→国道240)〜七尾〜(国道160→8)〜新湊 次なる目標は富山。高岡市に6時inを目標としてひた走る。 途中のコンビニで敦賀の冷めたピザを頬張る。 珠洲で地図に無い謎の高規格道路を発見。無料とは思えない広さ、緩やかなカーブ。 穴水(七尾の北の町)まで幸せいっぱいに飛ばす飛ばす。 七尾手前の道の駅で村山君に交代。 880円の料金に能登島には渡らずじまい。そのまま富山県へ。 海王丸 [12日朝] 国道8号沿いのココイチで朝食。朝からカレーを食べて気合を入れる。 朝食後、新湊の富山新港にいる帆船海王丸を見に行く事に。 海王丸は恰好よかった。初めて見る大型帆船に子供みたいにはしゃぐ。 時間が早すぎて中には入れなかったのが残念。 (幼稚園児たちが中に入っていたが…微妙にうらやましかったかも) 新湊〜(国道8)〜魚津 [-11:00] “埋没林”なるものが気になって次の目標を魚津に決定。 埋没林の博物館(入館料510円)があり、おおいに悩むがダメモトで入ってみる。 だが、この博物館はいい意味で期待を裏切ってくれた。 地殻変動で林が海に埋もれてしまったのを埋没林と言うらしいが、 それをそのまま水槽に保存してあって見ごたえ十分。 あと、魚津は蜃気楼の見える町。 といっても、蜃気楼は春と冬なので今回の旅には関係無かったが。 ついでに、米騒動発祥の地でもあるらしい。これは観光資源になるとは思えないけど。 魚津〜(国道8)〜富山〜(国道41)〜富山・岐阜県境 帰りのルートを白川郷経由に決定。魚津からは僕が運転。 連休がたたって富山市街はかなり混雑。疲れきったドライバーにはかなり厳しい。 ガムを買ったり小休憩したりで何とかしのぐ。 その間、隣の人は完全に熟睡中…。気持ち良さそうに眠ってました。 国道41号沿いの神通峡はなかなかいい景色。川にかかる橋から写真をとる。 神岡手前の道の駅で休憩。五平餅を1人2つ平らげる。 神岡…カミオカ?聞いたこと無いなぁ。 富山・岐阜県境〜(国道360)〜天生峠〜(国道360)〜白川郷 白川郷に向け、天生峠(あもうとうげ)越えに挑む。 これがすごい峠で、車1台がやっとの道にもかかわらず、かなりの交通量。 高低差も大きく、骨の折れる峠越えになった。(前を走ってたクラウンさん感謝) ただ、景色は素晴らしいの一言。既に紅葉しており、色とりどりの山が美しい。 峠の下りで村山君に運転交代。今度は僕が景色を楽しむ番。 白川郷 [14:00] 合掌造りで有名な白川郷に到着…したのだが、これが大混雑。 いくつもある駐車場が全部満車で車が止められない。 静謐な集落をイメージしていたのだが、一大観光地になっていた。 観光帰りの渋滞に巻き込まれるのをふせぐため、 やむなく白川郷の見物はあきらめて脱出することに。 ここで昼食と休憩、という目算は脆くも崩れ去った。 白川郷〜(国道156)〜白鳥 [14:00-16:30] ここも村山君が運転。村山君一押しの御母衣湖の風景を楽しみにしていたのだが、 残念ながら雨と霧につつまれていた。まあ、霧の出た湖もまた風情ではある。 白鳥手前の道の駅で遅い昼食。2人して味噌カツ定食を食べる。 その場で次の目的地を知多半島一周と石榑峠越えに決定。 実は、白川郷から道の駅まではほとんど記憶に無い。 相当気持ち良さげに眠っていたらしい。 白鳥〜(国道158)〜油坂峠、九頭竜湖〜(国道158)〜大野 白鳥からは東海北陸道を使って時間を稼ぐ予定だったが、 白鳥ICの入り口にある渋滞10キロの表示に予定変更。 大野経由で岐阜へ向かう事に。運転は僕が担当。 油坂峠では霧が出ていた。霧の中に高速道路と山が浮かび上がる様子は不思議。 峠自体は思いのほか簡単に通過できた。 その後九頭竜ダムを見るが既に日が暮れかかっていてイマイチ。 大野までは快適な山道ドライブを楽しむ。 大野〜(国道157)〜温見峠直前〜(国道157)〜大野 [19:00-20:00] 大野からは国道157号温見峠(ぬくみとうげ)越えで岐阜を目指す。 当初、大野で給油予定だったが、スタンドが見つからなかったのでそのまま峠へ。 これが酷い道で、最初は2車線の気持ちいい山道が、突如大傾斜の狭隘路に。 岐阜まで78kmの標識、残りガソリンはざっと100km分。 進むか、戻るか、判断を迫られる。 村山君と相談の結果、やはりガス欠は恐いということで引き返すことに。 地図の峠の隣に1600m級の山が描いてあるのが決断の決定打となった。 大野市街までは燃費最適化のドライブ。緊張に手に汗握る状態。 大野市街に戻って安心するも、スタンドは全部閉店後。焦った。 郊外でスタンドを見つけて、ようやく一息。 でも高かったので1000円分だけ。 大野〜(国道158)〜福井〜(国道8)〜長浜 [-23:00] 結局岐阜入りはあきらめて福井経由で戻る事に。 鯖江あたりのガソリンスタンドで満タンにして村山君にバトンタッチ。 僕は温見峠の疲れもあって、長浜まで熟睡してしまった。 道を聞かれてる途中に眠ってしまうほどの眠りっぷりで、気がつくと長浜。 長浜で夕食をとるべく市街地へ。 ところが商店街はどの店も閉まっている。ラーメンが名物じゃなかったのか? 駅で村山君の帰りの切符を購入。その後見つけたガストで夕食。 長浜〜(国道365)〜関が原〜(国道365→306)〜石榑峠(国道477) [10/13 0:00-2:00] 長浜からは僕の運転で石榑峠へ。 関が原を過ぎた辺りで濃い霧に包まれる。石榑峠が思いやられる。 そして、いよいよ本日のメインイベント、 石榑峠(セコンド:濃霧)vsスターレット(セコンド:森井、村山)! 恐れていた通りの濃い霧。見通しはほとんど無い状態でヘアピンカーブの連続。 1速でないと登れない急傾斜。 そして、ようやく辿り着いた伝説の“ゲート”で記念撮影。 荒れたコンクリ舗装となり、激しさをさらに増した道と戦い、 ようやく峠にあるもう一つの“ゲート”をくぐる。 ×石榑峠-[12R KO]-スターレット○ 今回は対向車がいなかったので楽ではあった。 石榑峠〜(国道477)〜近江八幡〜(さざなみ街道→琵琶湖大橋→国道477)〜途中 峠の下りで動物に出会う。蛙が沢山だったが、鹿がいたのには少し驚いた。 石榑峠を越えた後は“京の水”でひと休み。 これがなかなかおいしい湧き水で、空気もおいしい。 石榑峠に打ち勝った人へのご褒美。 “京の水”からは村山君が運転。さざなみ街道から琵琶湖大橋を越えて京都に。 湖を左手に見ながら走っていて焦るが、どうやら小さな湖に沿って走る区間らしい。 琵琶湖大橋を見て“ようやく帰ってきたんだ”と実感。 途中〜(国道477)〜百井峠〜鞍馬〜出町柳 [3:30-6:00] この時点でまだ時間があったので、京都北部の山道で遊ぶことに。 僕の運転で百井峠へ。相変わらず狭い。しかもコンクリ舗装が痛んでいたりする。 鞍馬への道の分岐(“国道切り返し”地点)を越えてすぐのヘアピンでひと休み… のつもりが2人して1時間半近くも眠ってしまった。 時間も来たので出町柳の駅へ。寝起きの山道を危なっかしい運転で下りていく。 出町柳で村山君を下ろし、行程終了。 まとめ 今回は本当にハードだった。 途中に2人とも休むタイミングが取れなかったのがその原因。 終盤は運転していない方は眠っている、というのがデフォルトになってしまっていた。 あと、峠好きは相変わらず。しかも酷道を好き好んで踏破しているような気が。 まあ、疲れたが、なかなか楽しい旅だった。 能登半島、海王丸、魚津、白川郷と観光地も結構行ってるし。 懲りずに今度は紀伊半島一周でも行ってみるか。 それでは、お疲れさんでした。 総走行距離:1200km 平均車速 :33km/h (1200km/36h) 戦積   :3勝1敗 (○天生峠、○油坂峠、×温見峠、○石榑峠) 追記 温見峠を引き返した件について後で調べてみたところ、なかなか面白い事実が判明。 あの後には狭く、厳しい、未舗装区間すらある真の酷道が延々と待っていたらしい。 しかも、峠は標高1000mオーバー。 あの時の村山君の判断に心から感謝。 追記2 僕の釣り用の帽子が村山君の鞄に紛れ込んだらしい。 なんで帽子が?