2005年度 P1 g-factor group


member

松岡広大, 横田尚


schedule

10月〜11月上旬 :実験の立案

11月中旬〜3月上旬 :予備実験(PMTの性能検査、シンチレーションカウンター・コイルの製作、efficiencyの測定、TDCのcalibration、Polarizationの測定)

3月8日〜4月12日 :本実験、データ解析


実験内容

わずかに偏極した宇宙線ミューオンを磁場中のアルミニウムに止めると、ミューオンは弱い相互作用により次のように崩壊します。

μ → e + ν μ + νe

この崩壊において電子はミューオンのスピンの方向に出てきますが、ミューオンのスピンは磁場との相互作用によってLarmor振動するため、電子の出る方向はミューオンの崩壊時間に依存することになります。ミューオンがアルミニウムに止まって電子が出てくるまでの時間を測定することによってこのLarmor振動の周期を求め、ミューオンのg-factorを決定します。


2005年度 課題研究P1 g-factor group report [PDF]


実験装置の外観

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