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SI単位系は物理定数によって規定されている。基本となる定義定数は七つあり、
| 単語 | 意味 |
|---|---|
| Avogadro定数 | $\mathrm{mol}^{-1}$ |
| Boltzmann定数 | $\mathrm{JK}^{-1}$ |
| Planck定数 | Js |
| 素電荷 | C |
| $133\mathrm{Cs}$の超微細構造遷移周波数 | Hz |
| 発光効率 | $\mathrm{lmW}^{-1}$ |
| 真空中の光速 | $\mathrm{ms}^{-1}$ |
である(NIST, SI Digital Framework)。
1回生の講義「物理学実験」には、光電効果を用いたプランク定数の測定がある。陰極(光電面)に周波数$\nu$の光を当て、陽極に電子が到達しなくなり電流が流れなくなる電圧$V$を測定すると、
$eV = h\nu - W$
が成り立つ。$e$は素電荷、$W$は陰極の素電荷である。$\nu-V$のグラフの傾きにより、Planck定数$h$が測定できるというものである。しかし、プランク定数は定義定数であるため循環論法になっており、このSI単位系制定以前の歴史的な雰囲気を味わうための実験になっている。具体的には、電圧はプランク定数を用いてホール効果から定義される。