反水素の準位を測る http://www.jahep.org/hepnews/2008/Vol27No1-2008.4.5.6Fujiwara.pdf にCPTの破れるエネルギースケールとして$m_P^2/\lambda_{NP}$ ($m_p$は1GeV, $\lambda_{NP}$はプランクスケール)を使っている。そうすると水素と反水素の準位の比較で見えるかもしれない、と言っているが、エネルギー準位は主に、電子の質量で決まっているので、1GeVではなく511keVを入れるべきではないかと思う。 一方、ニュートリノは、もし、シーソー機構が正しければ、質量は、$m_D^2/M_N$ ($m_D$はディラック質量、$M_N$がマヨラナ質量)という風にすでに質量自体が抑制されているので、CPTの影響は $M_N$と$\lambda_{NP}$の比で見えてくるはず?。 $M_N$がGUT scaleだと 4桁。
上の高エネルギーニュースで村山さんの http://dx.doi.org/10.1016/j.physletb.2004.06.106 が参照されていて、そこでニュートリノの質量とCPTについて議論がある。