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2021年度:日記

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2021年度:日記 [2021/11/12 01:51]
p22020 [ーーーー2021/11/12(岩崎) ーーーー]
2021年度:日記 [2022/04/21 08:07] (現在)
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 Geanrt4を用いた今回の実験のシュミレーターを恩田氏が作成してくた。各シンチレーターの間に電子遮蔽剤を挟んでの5億イベント(5000Bq線源24h相当)のシミュレーションの結果は概ね2003年のものと一致。真空層内での物理の理解が一気に進んだ。エネルギーが減衰したカウントは真空層内でビリヤードのように反射する電子によるものである可能性が高いが、まだ確証は得れていないので確定させる必要がある。ガンマ線はプラスチックシンチレーター内でほとんどエネルギーを落とさないので今回の測定において邪魔な電子は全て、ガンマ線に変わることを恐れずに止める必要はある。反射しにくい素材としては原子番号が低い物質の方が優秀である。従ってプラスチックのような物体で真空層金属表面を覆って反射をなるべく抑えるような構造にするのが望ましいと思われる。またこの考察の結果でBGが大きく減らせるようであれば、新たな真空層の導入などのジオメトリーの変更による統計量を増やす方法論も検討して、より正確な測定を目指したい。 Geanrt4を用いた今回の実験のシュミレーターを恩田氏が作成してくた。各シンチレーターの間に電子遮蔽剤を挟んでの5億イベント(5000Bq線源24h相当)のシミュレーションの結果は概ね2003年のものと一致。真空層内での物理の理解が一気に進んだ。エネルギーが減衰したカウントは真空層内でビリヤードのように反射する電子によるものである可能性が高いが、まだ確証は得れていないので確定させる必要がある。ガンマ線はプラスチックシンチレーター内でほとんどエネルギーを落とさないので今回の測定において邪魔な電子は全て、ガンマ線に変わることを恐れずに止める必要はある。反射しにくい素材としては原子番号が低い物質の方が優秀である。従ってプラスチックのような物体で真空層金属表面を覆って反射をなるべく抑えるような構造にするのが望ましいと思われる。またこの考察の結果でBGが大きく減らせるようであれば、新たな真空層の導入などのジオメトリーの変更による統計量を増やす方法論も検討して、より正確な測定を目指したい。
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 +{{:2021年度:simu01.png?400|}}
 +{{:2021年度:simu_5e8_shield_all.jpg?400|}}
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 +=====ーーーー2021/12/10(岩崎) ーーーー=====
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 +A2部屋より90Sr(2.3MeV)線源を長期貸出して高エネルギー研の線源保管庫に移動。線量はチェックした。問題なし
 +独自の言語で電圧電流制御できる電源GS610を動かしてみる。LowBatteryエラーを吐くが、問題なさそう。
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 +{{:2021年度:GS610.jpg?400|}}
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 +ライトガイドとプラスチックシンチレーターをフランジの蓋にくっつくけた物を設計して見積もりを木川先生を通じておねがいする。
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 +磁化測定の予備実験はまだ
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 +シミュレーションから得られた1MeVの電子に対するメラー散乱(CMframe散乱角度-0.8<cos<0.8)のイベント獲得確率50e-8を用いてシンチレーターのエネルギー効率を考慮せずに、ベータ線の偏極率の誤差を+-0.1にするために必要な統計数を得るために必要な測定期間を算出した
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 +{{:2021年度:Tbetafig.png?400|}}
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 +=====ーーーー2021/12/22(岩崎) ーーーー=====
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 +隅田さんにお借りしたwindowsのPCでメジャーソースユニットGS610の遠隔操作に成功。
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 +https://tmi.yokogawa.com/jp/library/documents-downloads/software/usb-driver/
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 +https://tmi.yokogawa.com/jp/library/documents-downloads/software/tmctl/
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 +この二つを入れればあとはマニュアル通りに組めばできた
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2021年度/日記.1636681891.txt.gz · 最終更新: 2022/04/21 08:03 (外部編集)