時間情報の決定について再検討
event display からthreshold はbase の揺らぎの影響を受けず,かつ立ち上がりの瞬間をほぼとらえる値で設定できていると思っていた
8 min のデータの一層目と四層目で前回のようにfitting を行ったところ一層目については前回の値,一方四層目では2082 +- 117 ns
(なおg 因子はそれぞれ2.06 と2.05 でほぼ変わらず)
charge について,四層目は一層目より小さくなっている(gain はおおむねそろっていたはず → 四層目で落とすエネルギーは小さくなっていることがほとんどなので)
実際,下の図の通り平均はやや小さくなっている
(0 付近にいるのはdecaytime の図の早い時間にいたもの由来?としてcut した → 中家さんや隅田さんがおっしゃっていたビームライン中で崩壊した陽電子?)
左は元の時間情報,右ではcharge の小さいものについてcut をかけた
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左上から順にcut なしの一層目(ch0)のcharge,cut ありのch0 のcharge,cut ありの四層目(ch6)のcharge
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threshold がbase から離れていると今の決定方法では寿命が一層目より長く出ることになる
実際やや長く出ているが統計誤差の範囲内?
もしそうでなければdecaytime とcharge (またはpeakheight) との相関をみて補正を行う必要がある(TQ 補正など)
追記(03/20)
* よく考えたら一層目においてcharge でcut をかけてやって比較するほうがまだよいはず
*(calibration に必要な情報がログノート等には見当たらなかったのでとりあえずcharge のままで進める)
* 0 < charge < 50 のとき1.99e3 +- 6.10e1 ns
* 50 < charge < 100 のとき2.13e3 +- 1.56e2 ns
* 100 < charge < 150 のとき2.40e3 +- 2.37e2 ns
* 150 < charge < 200 のとき2.34e3 +- 1.93e2 ns
* charge で cut をかけるとevent 数が減るため統計誤差が大きくなるがどうか?
* decaytime0 とcharge0 の2 次元ヒストグラムは以下
* なお,以上のデータは時間情報に補正が必要か否かを確認するために用いただけで,実際にはcharge によるcut やlayer での平均をとったデータが望ましいと思う