====== プラスチックシンチレーター ====== ===== クッキーについて ===== 直径1mmの光ファイバーを結束するためのクッキーの設計 * 1ユニットが、4列x6層になり、4ユニット作成する * 1ユニットの片側で結束される光ファイバーは24本である {{:start:スクリーンショット_2017-11-27_21.26.20.png?400|}} * 半径1の円にn=24配置すると、小さい円の半径は0.177となるらしい * 1/0.177=5.65mm が、最低限必要なクッキーの内円の直径になる * 余裕を見て図面での直径は7.0にしている。-の公差は0にしている * クッキーの外側の径は50mm、厚みは20mmとしている (作成した図面) https://www.dropbox.com/s/n6jn67glesqmbfj/cookie_2017P2.pdf?dl=0 {{:start:スクリーンショット_2017-11-27_22.25.08.png?400|}} *11/28日に確認してほしいこと (HRはかぜのため明日11/28は欠席するので) * 寸法や公差、図面の書き方の確認 * 個数(今は予備1個として9個にしています) * 材質(ABS樹脂としていますが、色の指定もいるでしょうか。もしくは他の樹脂のほうがよかったりすれば) あと、そもそもの話ですが、現在、4ユニットを重ねた厚みが24cmになるようになっています。 24cmというと、50MeVを十分落とすのにギリギリという感じでした。 https://www.dropbox.com/s/css2na490i41u42/pl_20~24.pdf?dl=0 少し余裕を持たせるために、例えば一つのユニットだけ4段ではなくて5段にしてもよいかと思います 24cmから1cm増えて25cmになります その場合、n=24からn=28になりますが、その場合の径は、1/0.1663=6.01mmになります。 この場合でも、クッキーを特殊にしなくても、7.0+0.05mmの同じクッキーで対応できるかなと思います。 あるいは入りにくければ若干ヤスリで穴を広げればよさそうです。 こんな感じですが、 修正すべき点などがあれば伝えていただいて、早めに修正した図面を作成し、見積→発注と進めればと思います。 (以上、11/28用) 11/28の実験ゼミを受けて、1inch対応に変更。予備を入れて10個ですすめる。 https://www.dropbox.com/s/nzj46dtqcgwqsmx/cookie_2017P2_02.pdf?dl=0 ====== 検出器周辺 ====== ===== 検出器を設置する台 ===== * NaI用の台を試作してみました。上面に板を置いてその上に検出器を置きます。 {{:start:nai01.jpg?400|}} * プラシン用の台はこんな感じでしょうか(ファイバーは描けていません、、、)。手前側から電子が入射してきます。 {{:start:プラシン01.png?400|}} * 木の板に検出器をテープで固定し、全体を遮光シートで覆う。 ===== 測定に必要な機器(持って行くもの) ===== * NaI用 - HV電源、ケーブル(9ch) - CAMACのモジュール(ADC、Gate/Delayなど) - 読み出し用PC * プラシン用 - HV電源、ケーブル(8ch) - フラッシュADC - SM-Bケーブル(8本) - 読み出し用PC * 磁場制御用 - 電流源 - ガウスメータとラズパイのセット =====Finger Counter===== * 主にNaIシンチレータについてコリメートやevent数の調節のためにFinger Counterを作成する必要がある. * Finger Counterは太さ数cm程度(?)の細いプラスチックシンチレータを十字に二本重ねて,真ん中のNaIシンチレータの前に置く. ===大きさの見積もり(概算)=== * muon数は10^6 - 10^7 /s (MLF Webより) * Pulseは25 Hz (10月に隅田さんに伺った値) * よってmuon数は ~10^4 - 10^5 /Pulse * ざっくりとe+のエネルギースペクトルを三角形だと仮定し,最大エネルギー50 MeVの半分程度でのe+はtargetから出てくるとする * 要求するmuon数を1個/Pulseとすると * 必要な立体角は16 * 10^(-4) - 10^(-5) sr * したがってFinger Counterの面積は上の立体角×(targetとNaIとの距離l) * ここでlはロシアグループの検出器(フォイル?)の大きさよりも大きいはず(~数十 cm?) * また,物理的制約よりlは1 m程度が上限だと思われる * l ~ 1 mのとき表面積は2 - 20 cm^2 -> 数cm四方 * l ~ 30 cm のときは0.5 cm四方 * 1 cm程度のものと数cmのもの,二種類用意しておけばよいか? * もちろん要求するmuon数を増やせば変わるのでそのあたりは考えないといけない * <- ミシェルパラメータの要求がMCの結果4 - 5個/Pulseだった?のでその場合太さもおよそ2倍程度になってくる ==02/05== * 検出器に用いているプラスチックシンチレータの切れ端を用いればよいのでは * 幅5 cmなので下の図のようにすれば5 cm × 5 cmの面積を作れる * ずらしたり斜めに合わせたりすれば面積はある程度調節可能 * PMTはP2部屋にある太いものを用いる? * 読み出しをどうするか,直接くっつけてブラックテープなどで固定することはできるのか * 今週末にTAの方に相談?? {{:start:fingerpmt.jpg?400|}}{{:start:fingers.jpg?400|}} ==02/09== * 今現在,NaI シンチレータの較正に用いているシンチレータを使えそう * ライトガイドやPMT まで接続済み * サイズは4 cm 四方である * Geant4 のMC の結果,NaI シンチレータの中心とそこから2 cmずれた場所でのエネルギーdepositは大きく変わらない * コリメートとしては十分役割を果たす * サイズは統計に影響するが,いままでの概算から考えるとNaIのすぐ前で数cm四方で十分だったので問題ないと思われる. == 02/20 == * プラスチックの検出器を組み立てるとこうなる。 * 実験当日、暗箱の裏側の遮光シートを切り取る。今は、くしゃっとしてまとめてある。 * 実験当日、シートの端は遮光テープで止める。今は、養生テープで止めている。 {{:start:pl_setup_01.jpg?400|}}{{:start:pl_setup_02.jpg?400|}}{{:start:pl_setup_03.jpg?400|}}{{:start:pl_setup_04.jpg?400|}}{{:start:pl_setup_05.jpg?400|}}