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2023年度:実験ゼミ:caen

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2023年度:実験ゼミ:caen [2023/07/07 15:30]
kawaue [ファイルのかんたんな読み方(ROOTがさっと動く人向け)]
2023年度:実験ゼミ:caen [2023/11/24 05:32] (現在)
kataoka [CAEN DT5740の使い方]
行 2: 行 2:
 データ取得のためのプログラムは''C:/Program Files/CAEN/Digitizer/WaveDump/bin/WaveDump.exe''、その設定ファイルは同じディレクトリの''WaveDumpConfig_X740.txt''(1 eventのデータ点の数、トリガーの掛け方などを設定できる)。\\ データ取得のためのプログラムは''C:/Program Files/CAEN/Digitizer/WaveDump/bin/WaveDump.exe''、その設定ファイルは同じディレクトリの''WaveDumpConfig_X740.txt''(1 eventのデータ点の数、トリガーの掛け方などを設定できる)。\\
 ''WaveDump.exe''の使い方は以下の通り。\\ ''WaveDump.exe''の使い方は以下の通り。\\
-基本は\\ 
-s(データの記録開始) → W(ファイルへの書き込み開始)  → W(ファイルへの書き込み終了) → s(データ取得終了) → q(exit)\\ 
-必要に応じてPでplotを確認する(Aでオートスケール)。 
 ^ キー ^ 意味 ^ ^ キー ^ 意味 ^
 | s | データ取得のstart/stop(まだファイルの書き込みは行わない) | | s | データ取得のstart/stop(まだファイルの書き込みは行わない) |
行 12: 行 9:
 | q | quit | | q | quit |
 | (space) | help | | (space) | help |
 +
 +基本は\\
 +s(データの記録開始) → W(ファイルへの書き込み開始)  → W(ファイルへの書き込み終了) → s(データ取得終了) → q(exit)\\
 +必要に応じてPでplotを確認する(Aでオートスケール)。\\
 +※注意点\\
 +小文字pとwはシングルイベントについての書き込みやプロット、大文字PとWはcontinuousな書き込みやプロットになります
  
  
-ファイルの保存先は''C:/Users/p1/WaveDump/''、ファイル名は''wave?.txt''(? = ch)。\\ +ファイルの保存先は''C:/Users/p1/WaveDump/''、ファイル名は''wave?.txt'' (? = ch)。\\ 
-1023点で1 event(改行などの区切りはない)。(多分)62.5MHz Sampling (1目盛 = 16 nsec)。\\ +1023点で1 event(改行などの区切りはない)。(多分)62.5 MHz Sampling (1目盛 = 16 nsec)。\\ 
-また書き込みの中断はevent中で強制的に行うため、最後のeventは基本的に不完全(解析時に無視する必要あり)。+また書き込みの中断はevent中で強制的に行うため、最後のeventは不完全になることがある(解析時に無視する必要あり)。\\ 
 +トリガーの位置はデータ取得時間の50%に設定しているため(Configファイルで設定可)、多分512あたり
  
 ====ファイルのかんたんな読み方(ROOTがさっと動く人向け)==== ====ファイルのかんたんな読み方(ROOTがさっと動く人向け)====
-以下のマクロを動かす。+pythonでやりそうなので、暇な人向け。\\ 
 +2023/07/07に取得したNa22の511 keV gamma線のデータは[[https://www-he.scphys.kyoto-u.ac.jp/owncloud/index.php/s/gfJ775kLOVXHAof|ここ]]。\\ 
 +以下のマクロ(make_ttree.cpp)を動かす。
 <code> <code>
-$ root 'make_ttree.cpp(wave0.txt)'+$ root 'make_ttree.cpp("wave0.txt")'
 root [1] .q root [1] .q
 </code> </code>
-(もしくは''wave2.txt'')。すると''wave0.root''というファイルができるので、あとは好きに解析する。+(もしくは''wave2.txt'')。すると''wave0.root''というファイルができるので、あとは好きに解析する。\\ 
 +このファイルの中には、''tree''という名前のTTreeに''voltage[1023]''という波形のファイルが入っている。各Entryは各eventに対応している。
  
 <file cpp make_ttree.cpp> <file cpp make_ttree.cpp>
2023年度/実験ゼミ/caen.1688743817.txt.gz · 最終更新: 2023/07/07 15:30 by kawaue