液体ペンタン気化
~2litterのSUS圧力容器中でペンタンの気化を行なう場合、
- ヒータを中にいれる場合はヒータの選定、
- 外から加熱する場合は効率、
が問題になると思う。
- ガラスのメッシュでなくとも、SUSなどのメッシュも可能と思うが、
金属を高温にし、表面積を稼ぐと、触媒として働くか?ちょっと恐い。
- ヒーター部分の長さとヒーター温度を調節する。
ペンタンを急速に気化させるより、
ゆっくりと気化させた方が、システムは安定するかも。
(制御の時定数は長くなる。)
- ガス流量が多い場合Buffer導入部での断熱膨張も気になる。
- 圧力ドランスデューサと熱源の間は距離を稼ぎ温度勾配で熱を下げるか、
間にテフロンチューブ(耐熱は常時200℃)を挟み、断熱する。
- CO2側の圧力はやや高圧(メッシュによる)、ペンタン側はほぼ大気圧。
- 圧力モニタの差圧で液体ペンタンの気化不足が分かるかも。
- ヒーター、温度モニターを区間ごとにテフロンで区切って設置すると、
ヒーターの消費電力と温度の関係から
どこまで液体ペンタンが下がってきているかが分かるかも。
そこまでする必要はないな。
- 通常の流量なら、CO2の加熱が必要になったり、
ペンタンが吹き流され滴下しないなどということは起こらないであろう。
- 温度測定ははPTをガラスメッシュのに突き刺しておく方が良いかも。
- 最後に乳白ナイロンシンフレックスをおき、液体ペンタンの有無を確認。
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by Hajime NANJYO